bmse help
譜面作成の流れ
BMSE の基本的な使い方。
1. ファイルを用意する
作成時は [可能な限り高品質の WAV・BMP] を使う。
WAV は譜面毎 1295 ファイルまで。[44100Hz・16bit・2ch・60 秒未満] が望ましい。
BMP は譜面毎 1295 ファイルまで。[幅 256px・高さ 256px・24bit 以内] が望ましい。
註: 古い機種に対応するなら、各 255 ファイル以内・色深度 8bit (256 色) 以内に抑える。
2. ファイルをまとめる
- フォルダを新規作成する (これから作る BMS 作品のフォルダ)。
- このフォルダ直下に、BMS が使うファイルをすべて格納する。
- ここにテキストファイルを新規作成し、拡張子を *.txt から *.bms に変更する。
- example [folder]
- key_1.wav
- key_2.wav
- bgm.wav
- base.bmp
- layer.bmp
- 02-n.bms
註: 全環境に対応するなら、ファイルやフォルダの名前は [英数字・ハイフンマイナス・アンダースコア] のみを使う。
3. 譜面を開く
- BMSE を起動する。
- *.bms ファイルをメインパネル (罫線領域) にドロップする。
- 右上の設定パネルに BPM とタイトルを指定する (必須)。
- [上書き保存] から譜面を保存する。
註: BMSE にはバックアップ機能があるが、こまめに保存するほうが安全。
4. ファイルを定義する
- BMS が使う音声ファイルを、エクスプローラから選択する。
- 選択したファイルを、BMSE ウィンドウ右下の [#WAV] リストにドロップする (複数可)。
- [#WAV]
- #WAV01:key_1.wav
- #WAV02:key_2.wav
- #WAV03:bgm.wav
- #WAV04:…
音声は [#WAV] に、映像は [#BMP] に定義する。リストはタブから切り替える。
5. 配置する
- 定義したファイルをリストから選択して、メインパネルに配置する。
- メインパネル罫線の間隔は、ツールバー [Grid] から適宜変更する。
- メインパネルのカーソル挙動は、ツールバーアイコンから適宜変更する。
- メインパネルへの操作は [Ctrl + Z] で [元に戻す] ことができる。
- ツールバーのアイコンについて
- 鉛筆 (F3)
定義リストの選択アイテムを、左クリックでパネルに書き込む。
- 矢印 (F2)
書き込まれたオブジェクトを左ドラッグで移動する。
範囲選択したオブジェクトに [切り取り・コピー・貼り付け・削除] 等を行う。
- 消しゴム (F4)
オブジェクトを左クリックで削除する。
- メインパネルのレーンについて
- BPM, STOP
スクロールオブジェクトを配置する。
- SC, 1 から 7
プレイヤーが演奏する音声オブジェクト (KEY) を配置する。
- BGA, LAYER, POOR
映像オブジェクト (BMP) を配置する。
- B01 から B32
プレイヤーが演奏しない音声オブジェクト (BGM) を配置する。
- 効率的な手順について
- まず BGM 領域だけに集中し、全パート全オブジェクトを書き込む。
- 曲として成立する状態になった譜面を、作業用ベースとして保存。
- ベース譜面のコピーファイルを開き、演奏オブジェクトだけを移動させていく。
ベース譜面完成までの工程を効率化する [Be-Music Helper] や [Mid2BMS] などのツールもお試しを。
[BmWh や bMoL] も便利。前者は連番オブジェクトの書き込み支援、後者はオブジェクトの整理を支援。
「曲を変えずに難易度を変更する譜面」を複数作る場合は [Anzu BMS Diff Tool] でチェックすると盤石。
6. プレビュー
ある程度配置したら [最初から再生] などで uBMplay を呼び出して確認する。
uBMplay を眺めつつ、変な箇所を BMSE で修正する。
ここまでの流れを繰り返して譜面を組み上げていく。
7. 仕上げ
作品フォルダをバックアップし、[メニュー → ファイル → 変換ウィザード] で以下の項目を実行する。
- 使用していない #WAV・#BMP・#BGA の定義を消去
- フォルダ内の使用していないファイルを削除
- 定義リストの整列
- 可能なら古いフォーマット (01 - FF) を使う
実際にテストプレイして、判定の厳しさ (#RANK)・ゲージ上昇量 (#TOTAL) などを調整する。
- 必要なら、[拡張命令] タブから #BANNER や #DIFFICULTY などを記述する。
- 必要なら、WAV 減質、BMP 減色、RLE 圧縮、OGG 変換、PNG 変換、PNG 最適化などを行う。
完成。
- 作品を配布するなら readme 文書の同梱を推奨。選曲画面から readme を参照できる機種もある。
- 作品フォルダを ZIP か RAR で圧縮する。thumbs.db や desktop.ini 等が混入しないよう注意。