BMS Editors
2015年5月29日 公開 / 2021年4月24日 更新
この文書は、 BMS chart-editor applicationsに関する私的見解をまとめたmemoです。
この文書は、 umt_ki氏によって書かれた「BMSEとiBMSCの独自比較表 」に基づいています。
この文書は不安定です。 umt_ki氏による元の版も併せてご覧ください。
私はBeditorやStepmania editorやDTX Creatorなどについて言及することができません。
私は何か書くべきことを思い出し次第、この文書に加筆するかもしれません。
BMS Editors' per for mance com par i son
BMSC BMS Creator 2.0b1
GDAC2 GDA Creator Professional Edition Version 0.24
BMSE BMx Sequence Editor 1.3.8
iBMSC iBMS BMS Creator 3.0.5
μBMSC μBMSC Editor 3.4.0.6
備考
Runtime library
BMSC 不要
GDAC2 Visual Basic 6.0 Service Pack 4+
BMSE Visual Basic 6.0 Service Pack 6
iBMSC .NET Frame work 2.0+
μBMSC .NET Frame work 4.0 .30319+
備考
Minimum OS Re quire ments
BMSC Windows 95
GDAC2 Windows 95
BMSE Windows 95
iBMSC Windows 2000
μBMSC Windows Vista
備考
Windows 95上でBMSEがExternal Viewersを呼び出すには、 Internet Explorer 4以上が必要です。 「編集中のディレクトリを開く(Open Directory)」も同様。
Windows 2000に.NET Frame work 2.0を導入するには、 Microsoft Windows Installer 3.0以上が必要です。
Windows XPには.NET Frame work 4.0 .30319を導入できますが、 μBMSCはさらにWASAPIを要求します。
Language
BMSC
GDAC2
BMSE
iBMSC En glish Jap a nese Ko re an Sim pli fied Chi nese
μBMSC En glish Jap a nese Ko re an Sim pli fied Chi nese
備考
BMSCは英語版からlangage .ini を持ってくれば、 2.0b1版も英語化できます。
GDAC2配布siteにあるdtx _dtxv .zip は英語版Lane script filesを含みます。
GDAC2配布siteの掲示板には、 Hex Editorによって英語化された非公式改造版の痕跡があります。もう入手できないようです。
GDAC2以外はUser Interfaceを手軽にlocalizeできます。
妥当でないBMS code
BMSC 部分的に検知して知らせる
GDAC2 対応できるなら適宜解釈する
BMSE 対応できるなら適宜解釈する
iBMSC 部分的に検知してmarkする
μBMSC 部分的に検知してmarkする
備考
BMSCは図表読み込み時に36進数番号などを見つけた場合、それを著者に知らせます。検知・対応できる範囲なら有用です。
iBMSC /μBMSCは主に「同一の縦座標に重なっているobjects」を検知し、それらをError markによって目立たせます。これは図表のdebugに役立ちます。
iBMSC /μBMSCは拡張子が厳密に“*.bms , *.bme , *.bml , *.pms , *.txt ”のいずれかである図表fileしか開きません。大文字の図表拡張子は拒まれます。
動作の軽快さ
BMSC 良好
GDAC2 鈍重
BMSE 良好
iBMSC 起動・保存が低速
μBMSC 判定不能
備考
2000–XP時代の私のGDAC2 /iBMSCは、操作に対する反応が明白に遅れました。
私の現在の環境において、その遅れはもはや問題ではなくなりました。
iBMSC /μBMSCを起動すると、 iBMSC /μBMSCと他のapplicationsとの間で行き来するfocusが私を困惑させる場合があります。この現象の発生条件は不明です。
編集可能channels
BMSC
01
02
03
04
06
07
11
–29
31
–49
17
, 27
も
GDAC2
BMSE
01
02
03
04
06
07
08
09
11
–29
31
–49
51
–69
#BGA
も
iBMSC
01
02
03
(04)
(06)
(07)
08
09
11
–29
31
–49
51
–69
μBMSC
01
02
03
04
06
07
08
09
11
–29
31
–49
51
–69
D1
–E9
SC
備考
01
…… BGM
02
…… 小節長さ
03
…… 標準BPM変更 (255
までの自然数)
04
…… BGA BASE (#BGA
座標定義はBM98de拡張)
06
…… BGA POOR
07
…… BGA LAYER (BM98k拡張)
08
…… 拡張#BPM
変更 (bemaniaDX拡張、実数BPM)
09
……#STOP
sequence (Delight Delight Reduplication拡張)
11
–29
…… 可視notes (17
, 27
は FREE ZONE)
31
–49
…… 不可視notes
51
–69
……#LN TYPE 1
形式Long Notes (rhythm-it拡張)
D1
–E9
…… 地雷 (nanasi groove拡張)
SC
…… 拡張#SCROLL
倍率変更 (Bemuse拡張)
Preview可能な音声形式
BMSC
GDAC2
BMSE
iBMSC
μBMSC
備考
BMSC /BMSE /iBMSCの場合、 “HKEY _LOCAL _MACHINE \SOFTWARE \Microsoft \Windows NT \Current Version \MCI Extensions ”に拡張子が記載されている形式はpreviewできるかもしれません。例: MIDIの一種*.rmi など。
BMSE /iBMSC /μBMSCは、対象形式のDirect Show Filtersが導入されれば、様々な音声を鳴らせるようになる可能性があります。たとえばOgg Direct Show Filtersによって、 BMSEはOGGを鳴らせるかもしれません。
μBMSCは、定義名が*.wav で実際の拡張子が*.ogg でもpreview可能です。*.rmi などは鳴らせません。open codecs _0 .85 .17777 を導入すると*.flac を鳴らせるようになります。
Preview可能な画像形式
BMSC
GDAC2
BMSE
iBMSC 不可
μBMSC 不可
備考
BMSCはRLE圧縮BMPを表示できません。
Alpha Channel transparencyを伴う16-bit /32-bit BMP、 JPEG圧縮BMP、 PNG圧縮BMPを表示しようとすると、 GDAC2は強制終了します。
BMSEは前述の特殊なBMPを表示できません。
Visual Basic 6がPNGをsupportしないので、 BMSE /GDAC2もPNGを描きません。
iBMSC /μBMSCは画像のpreviewを行いません。そもそも#BMP
定義を編集できません。#BMP
listを実装した私家版μBMSC はあります。
Notesの移動
BMSC 移動先をGridに合わせる
GDAC2 移動先をGridに合わせない
BMSE Shift 押下中、垂直移動を禁止できる
iBMSC 常に垂直移動を禁止できる
μBMSC 常に垂直移動を禁止できる
備考
LNの編集 (#LNOBJ
含)
BMSC #LNOBJ
限定
GDAC2 Lane script次第
BMSE dttvb版 は長さを視覚化する
iBMSC 長さを視覚化する
μBMSC 長さを視覚化する
備考
BMSC /GDAC2はnotesの長さを視覚化できません。
iBMSC /μBMSCの入力modeがNT (NoteTool)のとき、可視noteをShift + drag で伸縮すると、#LN TYPE 1
型のLNになります。たとえそれが#LNOBJ
であってもです。
私の記憶が確かなら、 poor PCの上で、小節長さ700
に匹敵する長いnotesの描画が壊れました。それは現在の私の環境で再現されません。
Selected notesの属性変更
BMSC 不可
GDAC2 「一括編集」から、表(Front)・裏(Back)・Openを変更可能
BMSE 不可
iBMSC 可視・不可視・LNを自在に変更可能
μBMSC 可視・不可視・LNを自在に変更可能
備考
BMSCで不可視notesをBGM列などに移動し、再び選択してKEY列に戻すと、それは可視notesに変化します。
GDAC2の裏オブジェ (Back Object)は、 lane script次第で不可視や地雷のaliasになります(内容を自由に定義できます)。可視notesと地雷を相互に変換するような操作も可能です。
BMSEでLNをBGM列に移動すると強制終了します。
iBMSC /μBMSCはBGM列にあるnotesの属性も変更できてしまいます。見た目だけとはいえご注意ください。
Selected notesの整頓
BMSC 左右反転
GDAC2 「一括編集」から任意列を指定
BMSE 不可
iBMSC
1 –8 keyで各演奏列へ
0 keyでBGMへ
Menuから左右反転
μBMSC
1 –8 keyで各演奏列へ
0 keyでBGMへ
Menuから左右反転
Shift + 1 –8 keyで個別移動
Ctrl + Shift (+ A )で特定番号を全選択
備考
Notes count
BMSC 不可
GDAC2 表示 → ノート数計算
BMSE 不可
iBMSC 編集 → 統計
μBMSC 編集 → 統計
備考
Editorは図表の文脈を考慮しません。 iBMSC /μBMSCは、図表がPMSであれ何であれ、#xxx 1n
を1P側として・#xxx 2n
を2P側として計上します。
別の文脈としては、 LN終端の数え方や、Tick Objects などがあります。
Main pane上にあるnotesの総数が10000
を超えると、 BMSCは死にます。
最大分解能
BMSC 長さを問わず、小節の192等分
GDAC2 長さを問わず、小節の192等分
BMSE 192分音符 (⁶⁴⁄₄拍子小節なら3072等分、¹⁄₆₄拍子小節なら3等分)
iBMSC 1
–10000
分音符 (可変)
μBMSC 1
–10000
分音符 (可変)
備考
BMSCの小節192等分rhythmは、 “Grid: FREE”。
GDAC2の小節192等分rhythmは、 “Grid: 無制限”。
BMSEの192分音符は、 “Grid: FREE”。
iBMSC /μBMSCはrhythmに関して最も自由なeditorですが、制限に注意してください 。
Rhythmに関する制限
BMSC 192分で表せないrhythmを丸める,
192分の過剰連続を保存できない
GDAC2 192分で表せないrhythmを丸める
BMSE 64分音符で割り切れない長さを丸める,
小節長さ16
以上は16
に丸める
iBMSC 最大分解能で表せないrhythmを丸める
μBMSC 最大分解能で表せないrhythmを丸める
備考
BMSC /GDAC2で、たとえば小節を5等分するrhythmは、 192等分表現における近似値に丸められます。
BMSEは「⁴⁄₄拍子小節の¹⁄₆₄」を長さの基準とします。小節長さは「0.015625
の倍数」に丸められます。たとえば小節長さ0.01
は0.015625
に改竄されます。
iBMSC /μBMSCはrhythmに関して最も正確なeditorですが、制限に注意してください 。
Scrolling制御
BMSC
GDAC2 Lane script次第
BMSE 標準BPM変更 拡張BPM変更 (±65535
) STOP se quence (1
–65535
)
iBMSC 標準BPM変更 拡張BPM変更 STOP se quence (0 .0001
–65535 .9999
)
μBMSC 標準BPM変更 拡張BPM変更 STOP se quence 拡張SCROLL変更 (0 .0001
–10e12
)
備考
GDAC2のLane scriptで#TMPC
を省いても、標準BPM変更列は表示され、 BPMを変更できるように見えます。しかし、そのBPM変更指定は保存されません。
BMSEのexBPM /STOPは、図表あたり各1295回まで指定できます。指定回数が各255回以内なら、自動的に16進数定義として保存されます。
iBMSCのexBPM /STOP、およびμBMSCのexBPM /STOP /SCROLLは、初期状態ではO2mania用の制限が課せられています(値255種類以内)。選択肢を有効にすると図表あたり各1295種類までの値を無限に指定できるようになります。
BGM列数
BMSC 28
GDAC2 Lane script次第
BMSE 32
iBMSC 1–999 (可変)
μBMSC 1–999 (可変)
備考
iBMSC /μBMSCのBGM列は初期値15本です。
BMIIDXView 2015用Lane scriptのBGM列は17本です。昔は5本でした。
iBMSC /μBMSCのBGM999列設定が前提のBGM lane sorter 999版は必見。
BGM列数が足りない図表
BMSC 超過分が消滅
GDAC2 強制終了
BMSE 超過分が消滅
iBMSC 超過分を保持
μBMSC 超過分を保持
備考
BMSC /BMSEは図表を開いた時点で内容を改竄する可能性があります。
新しいEditorによって作成された図表が古いEditorで開かれるとき、この現象が発生しえます。一部の著者は「BGMの右端」をことのほか好みます。
main pane数
BMSC 1
GDAC2 1 * n (Multiple Document Interface)
BMSE 1
iBMSC 1–3 (可変)
μBMSC 1–3 (可変)
備考
非音声列を隠す
BMSC 不可
GDAC2 Lane script次第
BMSE 不可
iBMSC BPM, STOP, BGA
μBMSC BPM, STOP, SCROLL, BGA
備考
iBMSCはmain pane右上のiconから表示状態を変更することができます。
この特徴は、非音声列を、誤操作による改竄から保護します。
μBMSCにmain pane右上のiconはありません。 Menuから変更します。
Theme
BMSC Edit → Color settings
GDAC2 Lane script
BMSE theme \xxx .ini
iBMSC Options → Visual options
μBMSC Options → Visual options
備考
BMSC /iBMSC /μBMSCは外観変更用UIを持ちます。
BMSEmdk はμBMSCに同梱されました。
GDAC2は外観どころか対応規格自体を変更できます。
bmscreator .ini
が用いる色指定値は、たとえば白(255, 255, 255
)なら、255
+ (255 * 256
) + (255 * 256 * 256
) = 16777215
になります。
backup
BMSC 不可
GDAC2 不可
BMSE 異常終了時にbmse _temp .bms 生成
iBMSC 作業履歴を専用形式で定期保存可能
μBMSC 作業履歴を専用形式で定期保存可能
備考
BMSEのbackupが生成されない状況もいくつか知られています。
iBMSC /μBMSCのAuto Save _xxx .IBMSC は拍子変更を記録しますが、後述する拍子変更の挙動によって「元に戻す」の結果が変わります。
iBMSCでCutして「Pasteする前に」 Undoすると大変なことになります。この操作もAuto Save _xxx .IBMSC に記録されてしまいます。
このiBMSCのbugはμBMSC 3.4.0.6で修正されました。
backupを過信せず、手動で別名保存しておくことを推奨します。
拍子編集の挙動
BMSC 小節の長さに合わせて位置を変化させる
GDAC2 小節の長さに合わせて位置を変化させる
BMSE 以降の小節を保つ
iBMSC 後述の4種類から選択可能
μBMSC 後述の4種類から選択可能
備考
絶対的な位置を保つ …… 曲を変えずに小節線だけ移動 します。
以降の小節を保つ ……BMSE型 です。⁴⁄₄拍子を³⁄₄拍子に変えたなら、 「元の4拍目」の上に「次小節の1拍目」が重なります。
以降の小節を保ち、余りは切り捨てる …… BMSE型です。ただし前述の例なら「元の4拍目」が完全に消えます (真上にnoteが重ならなくても)。
小節の長さに合わせて位置を変化させる ……BMSC型 です。小節を等分するrhythmは、小節長さを変えた後も、小節を等分するrhythmであり続けます。
小節の追加・削除
BMSC 可
GDAC2 可
BMSE 可
iBMSC 不可
μBMSC 不可
備考
「test用のdummy小節」を使えないiBMSC /μBMSCは、少々使い辛うございます。拍子変更もUndo /Redoできるので、拍子編集の挙動をいじることで「小節の追加・削除」を代替できなくもないのですが……
私の記憶が確かなら、古いiBMSCはContext menuから小節の追加・削除「だけ」を実行できました。拍子変更もUndo /redoできなかったはずなのですが、私の記憶は確かではないのでしょう。
配置伸縮( ソフラン )
BMSC Arrange → Change object span
GDAC2 不可
BMSE 不可
iBMSC Time Selection Tool
μBMSC Time Selection Tool
備考
BMSCは「アレンジ → オブジェ間隔の変更」から曲全体を伸縮できます。
iBMSC /μBMSCは「時間編集モード」から、選択範囲を伸縮できます。
両者とも「選択範囲の図表の左右反転」が可能です。
μBMSCの「時間編集モード」は、選択範囲「以降」をSTOP se quence単位換算で伸縮することもできます。これを「小節の追加・削除」の代替として使うこともできなくはないのですが……
Headers (Basic)
BMSC
#PLAYER
#GENRE
#TITLE
#ART IST
#PLAY LEVEL
#BPM
#MIDI FILE
GDAC2 Lane script次第
BMSE
#PLAYER
#GENRE
#TITLE
#ART IST
#PLAY LEVEL
#BPM
iBMSC
#PLAYER
#GENRE
#TITLE
#ART IST
#PLAY LEVEL
#BPM
#RANK
#LN TYPE 1
μBMSC
#PLAYER
#GENRE
#TITLE
#ART IST
#PLAY LEVEL
#BPM
#RANK
#LN TYPE 1
備考
#PLAY LEVEL
に関して、 BMSCは0
–7
、 BMSEは0
–8
または任意の数値、 iBMSCは文字列値を解釈・指定できます。
BMSCは拡張#BPMxx
定義を初期値#BPM
とみなしてしまいます。 BMSCに図表を誤解釈させないためのalias #EXBPMxx
が存在しますが、使われていません。
iBMSC /μBMSCの#RANK 0
–4
は必須headerです。 LR2は値4
(Very Easy)を知りません。
iBMSCは暗黙の必須headerとして#LN TYPE 1
を付加します。 O2maniaがLNを解釈するためにこれを要求するからです。これによる不都合があるかもしれませんが、知られていません。 LR2で#xxx 5n
と#LNOBJ
が競合したとき、#LN TYPE
の有無で図表の解釈が変わる場合がありますが、私は具体的な作例を知りません。
μBMSCもiBMSCと同様に#LN TYPE 1
を付加しますが、#LNOBJ
のみを用いた図表には#LN TYPE 1
を付加しません。
Headers (Expand)
BMSC
#RANK
#TOTAL
#VOL WAV
#STAGE FILE
%EMAIL
%URL
GDAC2 Lane script次第
BMSE
#RANK
#TOTAL
#VOL WAV
#STAGE FILE
#BMP00
iBMSC
#SUB TITLE
#SUB ARTIST
#STAGE FILE
#BANNER
#BACK BMP
#DIF FI CUL TY
#EXRANK
#TOTAL
#COMMENT
#LNOBJ
μBMSC
#SUB TITLE
#SUB ARTIST
#STAGE FILE
#BANNER
#BACK BMP
#DIF FI CUL TY
#EXRANK
#TOTAL
#COMMENT
#LNOBJ
(#WAV00
)
(#BMP00
)
備考
BMSCは#RANK
を省略する選択肢— Default — を持ちます。これは互換性を低下させます。 LR2では「表示上はVery Hard, 実際はNormal」になります。
BMSE /iBMSC /μBMSCは#RANK
が無い図表に対して既定値3
を適用します。
#STAGE FILE
は省略可能なはずですが、 BMSC /BMSEで保存すると「空の値を持つ#STAGE FILE
」が付加されます。#STAGE FILE
を必須headerとみなす実装が存在するのかもしれません。私はそれについてまだ調べていません。
BMSE /iBMSC /μBMSCは、 “#
”で開始されない行をcommentとして無視します。 iBMSC /μBMSCはindentを許容しますが、いずれにせよ%EMAIL
や%URL
は捨てられます。
iBMSC /μBMSCは#LNOBJ
を指定でき、視覚化できます。未知の命令#DIF FI CULT
は撲滅されるでしょう。
iBMSCの#EXRANK
は正しくは#DEF EX RANK
です。保存後の図表をText Editorで開いて“DEF
”を足す必要があります。
μBMSCの#EXRANK
は#DEF EX RANK
の短縮labelです。紛らわしいと感じる方はTheme fileを修正してください。
私家版μBMSCは#WAV00
や#BMP00
に対応しています。
Definition Lists
BMSC
GDAC2
BMSE
iBMSC #WAV01
–ZZ
μBMSC
備考
BMSCは16進数番号を使用できます。#WAV
は最大で255項目、#BMP
は最大で256項目を持つことができます。
GDAC2はLane scriptから定義制限を選択できます。FF
型は最大で255項目、FZ
型は最大で575項目、ZZ
型は最大で1295項目を持つことができます。
BMSEはOptionから2種類の定義制限を選択できます。FF
, ZZ
です。
iBMSCは#BMP
を定義できません。それらは拡張命令枠に格納されます。
私家版μBMSCは#BMP
listを実装しています。
拡張命令ほか
BMSC Comments,
未知の命令
GDAC2 Comments,
未知の命令
BMSE #RANDOM
分岐,
未知の命令の一部
(0–65535 bytes)
iBMSC 分岐,
未知の命令
μBMSC 分岐,
未知の命令
備考
BMSE /iBMSC /μBMSCは、 “#
”で開始されない行を無視します。
BMSEは#RANDOM
分岐を構文解析し、 main paneから隔離します。これは非常に優れた特徴です。ただし隔離された範囲が変換Wizardなどの影響を受けない点に注意してください。また、拡張命令枠から溢れた行は捨てられます。
BMSEは一部のchannel文を無視します。 BMSCのFREE ZONEや、 nanasi grooveの地雷などがこの影響を受けます。dummy #RANDOM
によってこれらを囲むTips がありますが、この方法でも#WAV00
などは保護できません。
表示高さ・表示幅
BMSC 0.50 –3.78 ?
Sliders
GDAC2 高さのみx1 –10
Listbox
BMSE 0.01 –16.00
Listbox
iBMSC 0.25 –99.00
Sliders & Numbox
μBMSC 0.25 –5.00
Sliders & Numbox
備考
Formの場所は、 BMSCは右上の環境tabに、 GDAC2は子window内の左上に、 BMSEは上部ToolBarに、 iBMSC /μBMSCは右部にあります。
Grid / Guide
BMSC 既定値から選択
GDAC2 既定値から選択,
補助線は固定
BMSE 既定値から選択
iBMSC 自然数すべて
μBMSC 自然数すべて
備考
BMSCのGridの既定値に⅟₄₈や¹⁄₆₄はありません。
GDAC2のGridの既定値に3分や6分はありません。 「カスタム (Custom)」には1
–192
の自然数を指定できますが、192の約数 だけが安全にrhythmを記述できます。
iBMSC /μBMSC可変Gridの上限は、別途設定した最大分解能までです。
Notes検索機能
BMSC 定義番号の範囲指定やBPM検索ができない
GDAC2 裏オブジェ(Back Object)を検索可
BMSE 「反転」が便利
iBMSC 属性で絞り込み検索可能
μBMSC 属性で絞り込み検索可能,
Ctrl + Shift (+ A )で絞り込み選択可能
備考
裏オブジェ(Back Object)はLane script次第で不可視や地雷のaliasになります。
BMSEの検索窓が非activeなとき、 がclickされるとBMSEが強制終了します。
μBMSC 3.3.0.22以降の絞り込み選択は有用です。 BGAまで選択されるのが惜しいところ。
External Viewers
BMSC 複数可
GDAC2 Lane script毎にViewerひとつ
BMSE 複数可
iBMSC 複数可
μBMSC 複数可
備考
BMSC /BMSEは複数のviewersと連携することができます。
Windows 10 /8.x において、 BMSCのExApps .cfg に相対pathを指定できない場合があります。 Windows 7までは相対pathも指定できます。
GDAC2はMDIなので、 「Viewer-Aを呼べるScript-Aによる子窓A」と「Viewer-Bを呼べるScript-Bによる子窓B」を切り替えることはできます。
iBMSC /μBMSCで複数のviewersを使い分けたい著者は、 viewersを選ぶ度にPlayer Options Dialogを開く必要があります。またiBMSCは、図表のfilename引数に対して引用符を要求します。例: -P -N0 " <filename>"
External Tools
BMSC おそらく可
(私は対応機種を知らない)
GDAC2 おそらく不可
BMSE 可
iBMSC 部分的に可
μBMSC 可
備考
External toolsとは、 BmWh, woslicerIII, BMHelper, Mid2Bmsなどを指します。
BMSC ClipBoard Object Data Formatに対応する応用はありうるでしょう。
iBMSCはBMSEのClipBoard情報を読み込めますが、複数行BGM列を読み込めません。 BMHelper + woslicerIII + iBMSCなどの連携はうまくいきません。
iBMSCの前述の不具合はμBMSCでは修正されました。
BMSEの外部Helpは、実質的にもうひとつの外部Tools枠です。
複数filesを一括定義
BMSC Drag-and-Drop
GDAC2 一括読み込みdialog
BMSE Drag-and-Drop
iBMSC Drag-and-Drop
μBMSC Drag-and-Drop
備考 GDAC2はD&Dができないかわりに、 Explorer操作による一括定義が可能です。
定義listのcontext menuから「一括読み込み」を選びます。
対象folderを選びます。
対象音声・画像filesを選びます。Shift /Ctrl などで複数選択できます。
選択されたfilesを一括挿入するための開始番号を指定します。
sorted by filename → old list-items are overwritten
Direct Input
BMSC 有
GDAC2 無
BMSE 有
iBMSC 無
μBMSC 無
備考
あるほうが便利ですが、ないほうが安全です。
BMSCのSource code edit (ソースのダイレクト編集)は、今の時代ならcode入力がmain paneに即時反映される形になりそうです。 IntellisenseやEmmet級の入力支援まで行けるなら面白そうですが、そんな著者はText editorsを使うでしょう。
定義を一括整理
BMSC 未使用定義消去,
定義の整列
GDAC2 未使用定義消去,
定義の整列
BMSE 未使用定義消去,
定義の整列,
未使用files消去,
filenames匿名化
iBMSC 不可
μBMSC 不可
備考
BMSEの変換Wizard が図抜けています。弱点も運用で庇( カバー ) える範囲。
BMSEで図表を別名として保存し、それを旧名の図表と比較 してください。 BMSEがrhythmを改竄しなかった場合、その図表はBMSEによって編集されることができ、変換Wizardによって仕上げられることができます。
iBMSC /μBMSCは定義listを複数行選択して一括移動や一括削除を行うことができます。ただし、それはBMS List Sorterのような安定性を持ちません。
iBMSC /μBMSCでの変換Wizardの代替として、Kisara9i をお勧めします。
Easter Egg
BMSC 私は知りません
GDAC2 私は知りません
BMSE 本気すぎてふく
iBMSC 私は知りません
μBMSC 私は知りません
備考
素晴らしいreference をHTML化してくださったumt_ki氏に感謝します。
2021年4月24日 : VB6 Runtime Packageの参照先を変更。旧 →新
2021年2月11日 : μBMSC私家版の参照先を変更。
2021年2月8日 : μBMSC私家版の参照先を変更。
2020年11月4日 : μBMSC私家版の参照先を変更。
2020年9月9日 : μBMSC私家版の参照先を変更。
2020年3月23日 : μBMSCを追加。code
・kbd
・samp
・wbr
要素を大量に追加。
2016年10月13日 : Content Security Policy対策としてCSSや画像を外部化。いくつかのlinksを修正。最小OS要件を追加。
2015年6月5日 : B2BC 1.01を参照していたのを1.02へ修正
2015年6月4日 : Preview可能形式を追加。 BMSCのViewerに相対pathを指定できなくなった。 iBMSCが大文字*.BMSを開けない。
2015年6月3日 : 言語・構文検証・縦制限・ Scrollingを追加。 Header項目の細分化と加筆。その他修正。
2015年5月30日 : 誤解を招きそうな文面を修正。見出し直後の日付にsmall
要素を追加。拍子をUnicode分数表記に変更。
2015年5月29日 : 文書をPolyglot Markupに適合させるためapplication /xhtml+xml
をtext /html
に変更。 Polyglot MarkupのDOM一貫性を意識してruby-base (rb
要素)を追加。 Lynxで文字化けしていたのでU+200B (ZERO WIDTH SPACE)
をwbr
要素に置換。ruby
要素を知らないOpera 9.5–12.17からRuby textによる駄洒落を隠す。
2015年5月29日 : 公開。