タイトルバーの詳細

ウィンドウの上端の部位です。

画像は Windows XP シルバー配色のものです。タイトルバー領域には、システムメニューボックス (BMSE アイコン)、タイトルバー文字列、アスタリスク (変更フラグ)、最小化・最大化・閉じるボタンが順に並んでいます。

タイトルバーの文字色と背景色

ウィンドウにフォーカスがある状態 (アクティブ) なら濃く、フォーカスがない状態 (非アクティブ) なら薄く表示されます。

非アクティブ時はタイトルバーやメニューバーの文字色もグレーアウトします。

BMSE メインウィンドウがアクティブになった瞬間の挙動を、メニューバー【設定】から変更することができます。

タイトルバーとタスクバーの表示文字列

初期状態では “アプリケーション名 - 譜面パス名” が表示されます。メニューバー【設定】から “アプリケーション名 - 譜面ファイル名” に変更できます。

アプリケーション名は常に先頭に表示されます。複数の BMSE を起動しているとき、タスクバーから各 BMSE を識別することは難しいかもしれません。

譜面ファイル名を先頭に表示したい場合、Captain [https://forest.watch.impress.co.jp/article/2008/09/19/captain.html] (外部リンク) などの外部アプリケーションを併用できます。(ただし BMSE との相性は微妙)

変更フラグ

譜面に一箇所でも変更を加えると、タイトルバー文字列の末尾にアスタリスク [*] が現れます。これは「譜面が変更されたこと」を示すものです。変更フラグが立って以降、譜面を保存するまでの間、アスタリスクは常に表示されます。

変更フラグが立った状態で【現在の編集データの破棄を伴う操作】を行うと、操作を実行する前に、譜面の保存を促すダイアログが表示されます。

【現在の編集データの破棄を伴う操作】とは、以下のファイル操作です。
  • 新規作成
  • 譜面を開く
  • 開き直す
  • BMSE を閉じる

ダイアログ「データは変更されています。保存しますか?」

はい” … 変更データを上書き保存してから、ファイル操作を実行します。

いいえ” … 変更データを保存せず破棄してから、ファイル操作を実行します。

キャンセル” … 実行しようとしていたファイル操作を取り消します。

  • 設定パネルの「プレイモード」「判定」「難易度表示」は変更してもアスタリスクが表示されませんが、内部的な変更フラグは立ちます。
  • BPM 変更STOP オブジェクトを他のレーンに移動させ、ドラッグを解除せずに元の位置に戻すと、値は型変換されますが変更フラグは立ちません。

    BPM 変更オブジェクトの浮動小数値は、最終的に 0 から 1295 までの整数値に改竄されるでしょう。

    スクロールオブジェクトの水平移動によって、値の一部が変化します。これを BMSE は見過ごすので、値を Ctrl + Z で元に戻すことはできません。(関連項目)

    BPM 変更/STOP オブジェクトを水平方向にドラッグしないでください。

小数フラグ

  • 初期 BPM や #TOTAL などに小数が指定されている譜面を開くと、アスタリスクは表示されませんが、変更フラグが常に立った状態になります。
  • 設定パネルの数値入力フォームに小数がある間は、変更フラグと同じタイミングで譜面の保存を促されます。なお、保存してもこのフラグは消えません。

拡張フラグ

譜面を開いた時点でアスタリスクが表示された場合、その譜面には BMSE 非対応命令が使われていますオブジェクトパネル拡張命令” タブからその記述を確認・編集できます。(もし拡張命令タブが空だったなら、それは拡張フラグではなく、小数フラグかもしれません。)

ダイアログで保存を促す変更フラグとは異なり、拡張フラグはアスタリスクを表示する他には何もしません。譜面を保存するとアスタリスクは消えます。譜面変更時は変更フラグが優先されます。

作業の進捗状況の表示

極端に時間がかかる処理を行うと、タイトルバー行頭側のアイコンが描画されなかったり、文字列末尾に “(応答なし)” と表示されることがあります。

この場合、いつか処理が完了する可能性に期待して気長に待つか、タスクマネージャなどから BMSE のプロセスを終了させてください。(ただし強制終了時、編集作業のバックアップは保証されません。)

通常の譜面編集ではこの状況には遭遇しませんが、コンピュータのスペックがごく低い環境では、以下の手順で状況を再現できます。

  1. 新規テキストファイルを作成し、#99911:zz とだけ記述して保存する
  2. このテキストファイルの拡張子を .bms に変更し、BMSE で開く
  3. 拍子” タブで “全選択” して、全小節の拍子を 64/4 に指定する

    • 当時のヘルプ筆者環境ではこの時点で既に、上書き保存すると BMSE が仮想メモリ 1.6 GiB を突破して、ハードディスクが異音を発しはじめる
  4. Grid FREE で [#9993071/3072] に適当にオブジェクトを書き込む
  5. 他の小節やレーンにも手順 4 をコピーして貼り付けまくる
  6. これを上書き保存すると、当時のヘルプ筆者環境では 30 分くらい固まりました

後でこの譜面をテキストから開くと、応答しなくなる理由が分かるかもしれません。非常識な譜面はテキストエディタで編集するほうが安全です。


Windows の一般的なタイトルバー操作

行頭側アイコン (システムメニューボックス)

左クリック/右クリック

(Titlebar Context-menu)

コントロールメニュー (システムメニュー) を開く

左ダブルクリック
ウィンドウを閉じる

バー領域

左ダブルクリック
ウィンドウを最大化
左ダブルクリック (最大化時)
元のサイズに戻す
右クリック
コントロールメニューを開く
ドラッグ
ウィンドウを移動
ディスプレイ上辺へドラッグ [註 1]
[Windows 7 以降] ウィンドウを最大化
最大化時にやや下へドラッグ [註 1]
[Windows 7 以降] 元のサイズに戻す
ディスプレイ左辺へドラッグ [註 1]
[Windows 7 以降] ウィンドウを左半面表示
ディスプレイ右辺へドラッグ [註 1]
[Windows 7 以降] ウィンドウを右半面表示
ディスプレイ四隅へドラッグ [註 2]
[Windows 10] ウィンドウを画面の 4 分の 1 のサイズで隅に表示
垂直リサイザー  (上下矢印) をディスプレイ上辺へドラッグ [註 1]

[Windows 7 以降] ウィンドウを垂直方向に最大化

(ウィンドウ下辺の垂直リサイザーをタスクバーまでドラッグすることによっても、同じ結果が得られる)

左右へ数回ドラッグ [註 1]
[Windows 7 以降] 他のウィンドウを最小化
左右へ数回ドラッグ (他のウィンドウ最小化時) [註 1]
[Windows 7 以降] 他のウィンドウを元のサイズに戻す

[註 1] Aero スナップおよび Aero シェイクは Windows 7 以降で有効です。 [https://web.archive.org/web/20161204054156/https://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/tips/archive/windows/tips/250.aspx] (外部リンク)これらの機能は任意で無効にできますが、方法は OS ごとに異なります。Windows 7 の場合 [https://learn.microsoft.com/ja-jp/previous-versions/gg535704(v=msdn.10)] (外部リンク)Windows 8.x の場合 [https://news.mynavi.jp/article/win81tips-34/] (外部リンク)Windows 10 の場合 [https://thinkit.co.jp/story/2015/07/27/6248] (外部リンク)Windows 11 の場合 [https://win11lab.info/win11-window-shake/] (外部リンク)

[註 2] 四隅へのスナップは Windows 10 から有効です。スナップに関する設定は【設定 → システム → マルチタスク → スナップ】から行えます。

行末側のコントロールボタン群

Minimize ボタン (下線アイコン) 左クリック _
ウィンドウを最小化
Maximize ボタン (矩形アイコン) 左クリック (ウィンドウ非最大化時)
ウィンドウを最大化
Restore ボタン (二重の矩形アイコン) 左クリック (ウィンドウ最大化時)
ウィンドウを元のサイズに戻す
Close ボタン (×アイコン) 左クリック
ウィンドウを閉じる

タイトルバー操作と等価なショートカット

Alt + Space
コントロールメニュー (システムメニュー) を開く
Alt + F4
ウィンドウを閉じる
Windows キー + 矢印キー上
  • [Windows 7 以降] ウィンドウを最大化
  • [Windows 10] ウィンドウ最小化時、ウィンドウを元のサイズに戻す
Windows キー + 矢印キー下
  • [Windows 7 以降] ウィンドウを最小化
  • [Windows 7 以降] ウィンドウ最大化時、ウィンドウを元のサイズに戻す
Windows キー + 矢印キー左
  • [Windows 7 以降] ウィンドウを左半面表示
  • [Windows 7 以降] ウィンドウ左半面表示中、ウィンドウを右半面表示
  • [Windows 7 以降] ウィンドウ右半面表示中、元のサイズに戻す
  • [Windows 7 以降] マルチディスプレイ環境で、ウィンドウを別のディスプレイに移動 (前述のトグル操作の一環として)
Windows キー + 矢印キー右
  • [Windows 7 以降] ウィンドウを右半面表示
  • [Windows 7 以降] ウィンドウ右半面表示中、ウィンドウを左半面表示
  • [Windows 7 以降] ウィンドウ左半面表示中、元のサイズに戻す
  • [Windows 7 以降] マルチディスプレイ環境で、ウィンドウを別のディスプレイに移動 (前述のトグル操作の一環として)
Windows キー + Shift + 矢印キー上
[Windows 7 以降] ウィンドウを垂直方向に最大化
Windows キー + Shift + 矢印キー左右
[Windows 7 以降] マルチディスプレイ環境で、ウィンドウを別のディスプレイに移動
左右スナップ中、Windows キー + 矢印キー上下
[Windows 10] ウィンドウを画面の 4 分の 1 のサイズで隅に表示